「メンズメイクに興味はあるけどなかなか手を出せない」
「メンズメイクって何をどうしたらいいの?」
「メンズメイクの商品でどれがいいのかわからない」
そんな方に向けて、メンズメイクブランドでプロデューザーをしている私が初心者でも理解できるように、メンズメイクに必要な工程をゼロから10まで徹底的に解説していきます。
メンバーに実際にメイクをしてもらいました!
・メンズメイクブランドでプロデューサーを務める。
・男性の眉毛に特化した役に立つ情報をTwitterで発信中。
・眉毛サロン、ブロウティスト、メイクアップアーティストなどと連携しながら商品開発に奮闘中。
この記事の内容
・メンズメイクをすることで青髭、クマ、ニキビ跡などの肌悩みを自然にカバーすることができる
・メンズメイクをする時は洗顔、化粧水、乳液のスキンケアアイテムで肌の状態を整えることが大切
・メンズは化粧下地などのベースメイクをした後に、眉毛や目元のポイントメイクをするのが一般的
・化粧崩れや厚化粧を防ぐことができる!初心者にオススメのアイテムは5つ
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目次
メンズメイクをしている人が増加中
昨今、メンズメイクをする人が急速に増えてきています。
ジェンダーレスが発展した影響もあり、男性の美容意識が高まるにつれて化粧水や乳液を中心としたメンズコスメ商品が普及し、メンズメイクも新しい文化として女性にも受容される世の中になってきました。
実際に、スキンケアでは10代の77.3%、20代の81.0%、30代の69.5%が日頃からスキンケアをしています。
また、メンズメイクに関しては10代の22.5%、20代の24.0%が「毎日~たまに」の頻度でしている結果が出ています。
(出典:PRtimes,「【第1回 メンズ美容定点調査】男性が化粧をすることは「世間に受け入れられている」と半数近くが回答 実施率は「スキンケア:66.5%」「メイク:14.6%」」)
韓国メイクから影響を受けている20代や高校生の男子に特に広まっています。
最近では、アパレル店員や美容師の男性も当たり前のようにメンズメイクをしていますね。
メンズメイクを始めるきっかけは、身だしなみやコンプレックスをカバーしたいという人が多いです。
(出典:PRtimes,「メンズメイク・ブームの立役者は、実は30~40代の「やり手」ビジネスマンだった」)
更に自分を高めるためにメンズメイクをする人がいたり、自分の気になる点を隠してレベルアップするためのメンズメイクなど、人によって目的は様々です。
メンズメイクをすることで青髭をごまかせたりニキビ跡を隠せたりクマシワなどをポイントごとで消すことで、男性の身だしなみが向上し、自分の外見に自信をもつことができるでしょう。
メンズメイクを取り入れる順番
メンズメイクと一言で言っても、アイブロウ、アイシャドウ、アイライナー、BBクリームなど様々な種類があります。
メンズメイク初心者の方は、取り入れやすく自然に使えるものから試していきましょう。
メンズメイクの初心者でおすすめなメンズメイクは下記の通りです。
▼メンズメイク初心者向け
・BBクリーム
・アイブロウ
・スキンケア(洗顔・化粧水・乳液)
メンズメイクにはスキンケアも必須なので、初心者向けとして入れました。
メンズメイクをしようと思っているのであればスキンケアもしておきましょう。
メンズメイクに慣れてきたら、メンズメイク中級者におすすめのアイテムも試してみてください。
▼メンズメイク中級者向け
・コンシーラー
・ルースパウダー
・リップ
初心者向けよりも部分的なメイクができるものを中級者向けとしています。
初心者向けでも顔の印象が大きく変わるので、更にキレイにしたい場合には試してみましょう。
更に上の韓国風メイクやアイドル、インスタグラムで映えるようなメンズメイクを試してみたいのであれば、メンズメイク上級者におすすめのアイテムも使ってみましょう。
▼メンズメイク上級者向け
・化粧下地
・アイライナー
・アイシャドウ
・シェーディング
・ハイライト
アイライナーやアイシャドウは韓国系の男子が良く使っています。
シェーディングやハイライトは顔の形を変えて見せることができるのでアイドルも使っています。
自分のなりたい姿や、メンズメイクの慣れ具合から取り入れるアイテムを選んでみましょう。
【初心者向け】メンズメイクの方法
メンズメイクを始めてやろうと考えている初心者向けにメンズメイクの方法を紹介します。
初心者向けのアイテムを使うだけでも印象は大きく変わるので楽しみながら実践してみてください。
▼メンズメイク初心者向け
・スキンケア
・BBクリーム
・アイブロウ
スキンケア
メンズメイクの前には肌を整えるためにスキンケアが必要です。
スキンケアをして、余計な汚れを落とし正常な水分、脂量にしましょう。簡単にスキンケアの方法を紹介します。
洗顔
洗顔は顔についた脂や汚れを落とすスキンケアです。
夜の洗顔はがっつりと1日の脂を落とし、朝の洗顔は水で洗い流す程度で大丈夫です。
洗顔は必要以上にしてしまうと肌の油分を余計に流してしまい肌が乾燥して肌に良くありません。
肌を擦らないように泡を立てて、泡で肌を洗う感覚で優しく洗顔をしましょう。
化粧水
化粧水は肌に水分を補給する効果があります。
洗顔後、顔が乾燥する前に肌全体になじむように押し込むように化粧水をなじませます。
乾燥しやすい部位があれば追加で化粧水をつけて、顔の水分量を均一にしましょう。
水分を補給することでメイクが顔に密着しやすくなります。
乳液
乳液は化粧水で補給した水分を保湿する効果があります。
五円玉サイズの量を手に取り肌全体に塗っていきます。
スキンケアに慣れるまでは、乳液のベタっとした感覚が気になってしまいますが、塗らないと化粧水の効果がなくなってしまうので薄くても良いので塗るようにしましょう。
【初めてのメンズスキンケア】正しい手順・商品の選び方・疑問を解消
【応用編】美容液
美容液は肌の悩みを解決する、スペシャルケアです。
シミ、ニキビ、毛穴、エイジングケアなど様々なケア商品があります。
スキンケアの必須アイテムではありませんが、自分の肌に悩みがあるのであれば試してみてください。
BBクリーム
BBクリームとは、ブラミッシュバーム(Blemish Balm)の略称で、肌の気になる部分を補正するを持ちつつ、化粧下地、美容液、日焼け止めの効果をまとめて持ったクリームのことです。
つまり、BBクリームを塗るだけで顔のメイクに必要なものは、まとめてつけることができるということです。
より細かくメイクをしたい場合には、化粧下地、ファンデーション、日焼け止めというステップを踏んでみてください。
▼BBクリームの特徴
・時短で5分あればできる
・日焼け止め効果などもあり肌に良い
・ファンデーションより販売されている種類も多く選べる
BBクリームを使い方を紹介します。
手の甲にパール程度の量を出します。
メンズメイク初心者の方は、つけ過ぎてしまうことが多いので、まずは少な目から出すことがおすすめです。
不足したら適度に付け足していくのが良いでしょう。
手の甲に出したBBクリームを、おでこ(両頬)、鼻、頬、顎の5点にのせます。
指の腹やスポンジを使い、内側から外側へBBクリームを延ばしていきましょう。
ムラにならないように顔全体を均一に伸ばしてください。
口の周りはBBクリームの塗り忘れ、塗り過ぎとなりやすいので指でポンポンとのせるようにつけることがおすすめです。
フェイスラインや顔の輪郭に沿って、残ったBBクリームを塗っていきます。
首との境目を不自然にしないように首と顔の繋めまではしっかりと塗りましょう。
これでBBクリームが完成です。
BBクリームでは、簡単に時短で行える身だしなみメイクが可能です。
服の首元にBBクリームが付くことがあるので、塗る範囲には注意をしましょう。
アイブロウペンシル
アイブロウペンシルは足りない眉毛を補足するためのアイテムです。
メンズメイクブランドは増えてきましたが、ほとんどのブランドが出しているくらいメンズメイクの代表的なアイテムです。
アイブロウには他にもリキッドタイプやパウダータイプなどありますが、メンズメイク初心者の方であれば、失敗しにくいアイブロウペンシルから揃えましょう。
眉毛は眉毛の一番高い部分に当たる「眉山」を一番濃くし、眉毛の顔の外側に当たる「眉尻」、顔の内側に当たる「眉頭」を端に向かって徐々に薄くしていくことがポイントです。
まずは、眉山から眉尻に向かって眉毛を1本1本書くイメージで眉毛を足していきます。
眉毛の形が太くなりすぎないように、先に眉尻の位置は決めておきましょう。
続いて、眉山から眉頭に向かって、毛に剃りながら眉gえを足していきます。
眉毛の生え方に合わせて、顔の外側下から顔の内側上に向かって描くと自然になります。
眉頭付近は薄く描くようにしましょう。
眉頭が濃すぎると書いている感が強くなってしまうので、不自然な印象になります。
眉頭は左右の位置を合わせるだけのつもりで薄く書いておけば大丈夫です。
最後はアイブロウペンシルの反対側にあるブラシを使って、書いた部分をぼかしていきます。
家の流れに沿って細かくブラッシングすることで自然な眉毛になります。
上の画像はBeforeAfterですが、Afterのほうがキリっとした男らしい目になりました。
眉毛だけでも大きく印象が変わるので、ぜひ試してみてください。
【メンズ向け】薄い・短いメンズ眉毛の悩みを簡単解決!自宅でできる薄眉毛の整え方
眉毛の整え方
眉毛が濃い人の場合には、アイブロウペンシルで眉毛を描く前に眉毛の量と形を調節しておきましょう。
眉毛整え方の全体順序は以下になります。
▼眉毛の整え方
1.余計な部分は抜く
2.抜けずに残っているか箇所を剃る
3.最後にカットして毛量と長さを整える
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理想の眉毛の形を目指して、要らない毛を抜いてしまいましょう。
抜く前にアイブロウペンシルなどで眉毛の形をとっておくと失敗しにくくなります。
また、少し余裕を持って毛を抜くことで微調整もできるようになるので、最初から多く抜かないようにしましょう。
産毛や少し余裕を持って抜いた部分はカミソリやシェーバーを使ってキレイにします。
剃り過ぎないように慎重にやりましょう。
形を整えたら眉毛の長さを調節します。
眉毛用のハサミであれば長さを調節するコームがを使えば、眉毛の長さを均一にできます。
部分的に眉毛が薄い部分があれば、カバーする用に部分的に眉毛を長くする調整もしてみてください。
【中級者向け】メンズメイクの方法
初心者メンズメイクに慣れてきて、気になる部分を更に良くしたいのであれば中級者向けのメンズメイクも試してみてください。
▼メンズメイク中級者向け
・コンシーラー
・ルースパウダー
・リップ
コンシーラー
コンシーラーの役割は、ニキビ跡や赤み、シワなどの顔の気になる箇所をポイントごとに隠せるアイテムです。
アイテムも小さく外出時にも持ち歩けるため、身だしなみを気にする男性にとっては欠かせないメイクアイテムです。
基本的には、オレンジみのあるものであれば肌に合わせやすい、青ひげを隠しやすいという特徴があるので迷ったらオレンジがおすすめです。
メンズメイク向けのコンシーラーはオレンジのものが多いので探すときも困らないでしょう。
さらにコンシーラーを使い分けるのであれば、色の性質を理解しておくと上級者に近づけます。
▼色別コンシーラーの役割
・オレンジ:青ひげ、青クマ
・暗め:赤ニキビ、ニキビ跡
・グリーン:赤みカバー
コンシーラーを塗り方を紹介します。
コンシーラーには、クリームタイプ、スティックタイプ、リキッドタイプ、パウダータイプ、ペンシルタイプなど様々ありますが、初めて使うのであればスティックタイプがおすすめです。
ピンポイントに肌の補正ができ、付け具合も調整がしやすいため、コンシーラー浮きが少ないです。
気になる部位にコンシーラーをつけて、指でトントンと軽く叩きながら肌に馴染ませます。
部位を隠すために濃く塗ってしまいやすいので、少しずつ足していくようにしましょう。
上の画像はコンシーラーを使う前です。
こちらの画像はコンシーラーを使った後です。
オデコや頬にあった赤みをコンシーラーで使うことで、綺麗になったかと思います。
ルースパウダー
ルースパウダーは、BBクリームやファンデーションなどのメンズメイクをした後のテカリを抑えるために使う粉のことです。
メンズメイク後だけでなく、汗によるテカリ防止にも使えるのでメイクをしない男性にも使われています。
▼ルースパウダーのメリット
・肌のテカリ防止
▼ルースパウダーのデメリット
・乾燥していると粉が浮いてしまう
ルースパウダーの使い方を紹介します。
ルースパウダーの粉を適度につけるために、ルースパウダーの蓋に粉を出します。
ルースパウダーを逆さまにして出しましょう。
蓋に出した粉をパフにつけます。
パフについた粉を均等にするために、ティッシュで馴染ませます。
パフに粉がダマになっていなければ大丈夫です。
テカリやすい部分に粉をトントンとしながらつけていきます。
鼻、オデコ、頬がテカりやすいです。何度もつけると顔が白くなってしまうので、薄く顔全体に載せるイメージでつけましょう。
パフだと顔の凹凸が塗りにくいという場合にはブラシを使うのもありです。
使い方はパフと変わらないので、自分の使いやすい方法を選びましょう。
パフはルースパウダーに付属していることが多いですが、ブラシは別売りになっていることもあります。
リップ
リップクリームには、唇の保湿をメインとしているものと色と付けて血色を良く見せるものがあります。
色付きのリップと聞くと女性が派手に塗るイメージがありますが、口紅とは違い自然に血色を良くするのでメンズメイクとして使っている男性も多いです。
メンズメイク用のリップでも、赤みの強そうなものが多いですが、実際につけてみると女性向けほど赤くはならないので、是非試してみてください。
初めての色付きを試すのであれば、NIVEAやMULCが使いやすいです。
リップの塗り方は、唇の縦線に沿って縦向きに塗るとムラがなく色をつけることができます。
【上級者向け】メンズメイクの方法
上級者向けのメンズメイクは、芸能人や韓国風メイクをしたい人であれば覚えておきたいものです。
▼メンズメイク上級者向け
・化粧下地
・アイライナー
・アイシャドウ
・シェーディング
・ハイライト
化粧下地
化粧下地の役割は、メイクが落ちにくくする「ノリ」のようなものです。
化粧下地を塗ることによって、メイクが落ちにくくなったり、肌質が均等になりやすくなります。
また、乾燥肌向けの保湿タイプ、オイリー肌向けのテカりにくいものなどがあるので、肌の悩みに合わせたものを選ぶことでメンズメイクがよりキレイに見えます。
スキンケアの後に塗りましょう。
メンズ用の化粧下地はまだまだ商品数が少ないですが、女性用のファンデーションを使用しても特に問題はありません。
BBクリームと塗り方は変わらず、手の甲に出した化粧下地をおでこ(両頬)、鼻、頬、顎の5点にのせます。
指やスポンジを使って、内側から外側に伸ばしていきましょう。
ファンデーション
ファンデーションは肌全体を滑らかにして、肌ツヤを出すことで肌を綺麗に見せることができます。
ファンデーションの効果として有名なものは、以下になります。
・肌色補正
・肌質感の修正
・シミやそばかすなどのカバー
・紫外線などの外界刺激からの保護
・トリートメント性
※日本化粧品検定1級テキストより引用
メンズファンデーションも女性用ファンデーションも顔の外側に向かって伸ばしていきますが、基本的に以下の4つのタイプがあります。
タイプによって伸ばし方が少し違います。
・クリームタイプ:手で薄く全体に伸ばしていく。
・リキッドタイプ:手で局所につけてそこから徐々に伸ばしていく。
・パウダータイプ:スポンジたやブラシで顔をポンポンと叩くように馴染ませていく。
・スティックタイプ:顔の骨格に沿ってスティックを直接塗っていく。
今回はクリームタイプで実際に塗ってみました。
顔の局所ごとに5点塗りでファンデーションを置いていきます。
ファンデーションを肌の上で伸ばしていきます。
鼻下の赤みや肌全体の赤みが消えました。
顔全体の血色もあがり清潔感のある状態に仕上げる事ができました。
部分的なカバーをもっとしたい場合には、コンシーラーをつかいましょう。
リキッド、クリーム、スティックファンデーションを使う場合には、コンシーラーは後。
パウダーファンデーションを使う場合にはコンシーラーは先に使うことでキレイに補正ができます。
※メンズ用ファンデーションの注意点
メンズ用ファンデーションを選ぶ際、肌色のあった色のファンデーションを選ぶようにしましょう。
メンズファンデーションは平均的な日本人男性肌の色に沿った色で製造されてますが、商品によっては、薄かったり濃かったりします。
肌色に合わないファンデーションを選んでしまうとメイクをしていることがばれてしまうので気を付けましょう。
アイライナー
目元のメイクはアイメイクと呼ばれることが多いです。
アイメイクには、主にアイライナーとアイシャドウがあります。
アイメイクの効果の特徴は、目力を大きく見せたり、目力を持たせる演出ができることです。
アイライナーには、ペンシルタイプとリキッドタイプがあります。
▼ペンシルタイプのメリット
・失敗しにくい
▼ペンシルタイプのデメリット
・色がよれやすい
▼リキッドタイプのメリット
・よれにくい
・一発で引ける
▼リキッドタイプのデメリット
・失敗すると目立つ
どちらも一長一短の特徴があるので、安いもので両方試してみて使いやすいほうを愛用しましょう。
アイライナーの引き方は以下の通りです。
▼アイライナーの手順
①目頭から黒目の上の部分までまつげの生え際ぎりぎりに線を引く
②黒目の上から目尻まで線を引く。目尻は少し太めに線を引くのがおすすめ
③目尻からまつげの外側5mmまで長めに線を引く
④片手で瞼をあげ、まつげの下の粘膜に塗る
④のまつ毛の下に塗ると目を大きく見せることができます。
しかし、慣れるまでは怖さもあるので、最初のうちはまつ毛の間を埋めるように塗っても十分に違いを出せます。
アイシャドウ
アイシャドウは目の上部分のアイホールと呼ばれる場所に陰影をつけることによって、顔を立体的に見せる効果があります。
韓国風メイクだと、オレンジや赤などの暖色系を足すことが多いです。
目の印象をより強くしたい場合には、目元まで塗ることも可能です。
アイシャドウの付け方は以下の通りです。
①パレットにあるベージュ等のハイライトカラーをチップにつけて、アイホール全体に塗る
②薄いブラウン等の中間色をチップにつけて、アイホールの下1/2に塗る
③濃いブラウン等の影をつくる色をチップにつけて、アイホールの1/3、目のキワ1~2mmに塗る
女性向けのアイシャドウにはラメが入っているものが多いので、メンズメイクとして使うのであればラマが入っていないものを選ぶと良いでしょう。
Rimmel (リンメル)のショコラスウィート アイズ ソフトマットは自然な肌色から、暗めの色もあるのでグラデーションを付けたアイシャドウをすることができます。
シェーディング
シェーディングはメイク男子初心者には少し難易度が高いですが、べーズメイクに仕上げをかけれるアイテムです。
シェーディングとは...
自分の肌色より暗い色のコスメを使用して顔に陰影をもたらすメイク方法です。
頬や鼻筋など骨格に沿って影を入れることで立体的な顔を作ることができます。
「鼻が低いのがコンプレックスで少しでも高く見せたい...」
「顔がでかいから、せめて小さく見せたい...」
そんな方は、シェーディングをすれば解決できるでしょう。
シェーディングはメイクの難易度が高いように見えますが、慣れてしまえば簡単です。
基本的には、顔の骨格に沿ってシェーディングを塗っていきます。
それでは実際に塗っていきましょう!
1.おでこの骨部分
2.頬骨の下のフェイスライン
3.目尻の横のサイドライン
4.首上の骨が出ている部分
面長の場合は生え際やアゴ、丸顔の場合は顔の横を削るように塗りましょう。
塗った後には、指を使って肌に馴染ませます。
慣れないうちはシェーディングを塗りすぎて、肌が黒くなってしまうこともあるので注意をしてください。
シェーディングはさりげなく小顔にするものなので、分からない程度でも効果があります。
ハイライト
ハイライトは、シェーディングとは逆で、顔の部分的な場所に明るい色で色をのせて凹凸をつくり、立体感やツヤ感を出してくれます。
ハイライトをメンズメイクとして使うのであれば、ラメが入っていないものがおススメです。
自然に顔に立体感を出すためにもオデコ、目元、鼻頭、鼻筋、アゴに軽く塗りようにしましょう。
また、口周りにも立体感を出したい場合には、口の真ん中上のくぼみのあたりにも入れてみるのもOKです。
パウダータイプをブラシと使ってサラッとつける程度がメンズメイクとしては使いやすいです。
鼻筋につけると鼻が高い顔になるので、海外の人のような印象を作ることもできます。
メンズメイクの後にはメイク落とし
メイクをした日は、クレンジングを使ってメイク落としを必ず行いましょう。
メイクは油を使われていることが多いので、通常の洗顔では完全に落とし切ることができません。
メイク落としをしないと肌に汚れが蓄積してニキビなどの原因になるので、クレンジングを活用してメイク落としをしっかり行いましょう。
クレンジングの使い方は以下の通りです。
顔を濡らす前に、手に取ったクレンジングを顔全体に馴染ませます。
中には顔が濡れていても使えるものもありますので、使用方法を確認してください。
顔全体に塗るときに肌を擦るとダメージを与えることになるので、優しく馴染ませてください。
全体にクレンジングを馴染ませたら、水分を加えて乳化をさせます。
乳化とは本来混ざらない水と油を、少量の水を使うことで水と油を混ざった状態にすることです。
乳化させることで、肌に残っていたメイクの油や、クレンジング自体の油を落としやすくしています。
クレンジングを綺麗におこなう際には乳化は重要です。
乳化がおこなわれると、透明のクレンジング白色に変化します。
顔全体のクレンジングの色が変わるまで少しずつ水を足しながら乳化をさせていきましょう。
乳化させることにより、油と水が混ざりキレイに落とすことができます。
乳化させないと肌にクレンジングが残ることになるので気をつけましょう。
全体の乳化が済んだら、お湯を使ってクレンジングを洗い流します。
肌を擦らないように優しく、顔に水をかけてください。
綺麗に洗いなしたらメンズメイクは本当におしまいです。
メイクを綺麗に見せるためにも地肌の状態の良さは必要です。メイクをした後のケアを怠らないようにしましょう。
メンズメイクをする際の注意点
メンズメイクをする際に注意する点を紹介します。
失敗しないためにも、注意することを先に知るほうが良いでしょう。
化粧崩れをしないメイクをする
皮脂や汗などでファンデが浮いてしまうことを化粧崩れと言いますが、男性が化粧崩れしてしまうとみっともないです。
バレる確率も高くなります。
化粧崩れしないメイクは忠実に基本のメイクのやり方に従うことです。
メンズメイク初心者が陥りやすいのがオリジナルなやり方をしてしまうことです。
厚化粧にしすぎない
メイクというのはニキビ跡やシミなどを必要以上に隠そうとして、ついつい厚化粧になりがちです。
ですが、厚化粧になってしまうと周りの人にすぐにバレてしまいます。
なので、濃すぎずナチュラルメイクを心がけましょう。
薄いナチュラルメイクでもニキビ跡などは目立たなくなっているものです。
こまめに化粧のケアをする
ティッシュオフとは、ティッシュペーパーで顔を軽く押さえて、皮脂や汗などを吸収することです。
これをやることにより、顔のテカリや化粧崩れを防止することが出来ます。
ハンカチなどでも大丈夫です。
夏の暑い時期などでは汗とメイクが混ざると化粧崩れにもつながるので、ティッシュやハンカチでこまめに手入れをしましょう。
ティッシュオフした後にファンデーションを軽くつけてあげると、化粧をした直後のような仕上がりに元通りとなります。
【超需要】メンズメイクにあったアイテムを使う
最後に重要なのが、メイク崩れしにくいメイクアイテムを使うことです。
女性用のメイク用品はプチプラアイテムと言われる安いメイクアイテムが流行していますが、値段と品質には相応の関係があります。
安すぎる女性用のメイクアイテムでは汗や皮脂ですぐに化粧崩れが起こります。
しかし、化粧崩れ対策が施されているメンズメイクアイテムであれば、ある程度の汗や皮脂では全く化粧崩れが起こりません。
メンズメイクアイテムを、まずはしっかり揃えてからメイクを始める事をお勧めします。
実際にいくつか商品プロデュースをするまでに女性用のメイクアイテムも使用してみましたが、
色感や質感などメンズには合わず、しっかりと男性用に開発されたメンズメイクはまだまだ少ないのが現状です。
目立った商品ブランドであれば、FIVEISMくらいでしょう。
きちんとしたメイクアイテムでなければ、メイクをしてから数時間後の出来が全く変わってきますので、
ケチケチせず、なるべく良い化粧品を使うようにしましょう。
メンズメイク初心者におすすめのアイテム
メンズメイク初心者の方が最初に抑えるおすすめのアイテムを紹介します。メイク道具は探せばたくさん出てきてしまうので、自分の目的にあったものを試しながら少しずつ増やしていきましょう。
BBクリームでメンズメイクを実感する
もっともお手軽にメンズメイクを実感できるのはBBクリームです。肌のトーンを変え、毛穴を整え、日焼け止めの効果までおこなってくれるのでBBクリームをつけるだけで印象を大きく変えることができます。
メイクをがっつり体感をしたいのであればNULLがおすすめです。
メンズメイクのパイオニア存在のブランドのBBクリームなので、使っておいて間違いがありません。軽い付け心地なので、メイクに慣れていない男性でも気軽にしようすることができます。
もうすこしライトに日常使いしたい方にはMULCがおすすめです。
MULCは黄色味が強いので血色を良く見せることができます。また、初心者の場合はどのくらいつけたらよいのか?は迷いやすいことですがMULCはポンプ型なので1~2プッシュで量を間違えることはありません。初心者にありがちな付けすぎ、化粧浮きを防ぐことができるのはありがたいです。
アイブロウで印象を変える
アイブロウで眉毛の形と濃さを整えるだけで、男らしい印象を作ることができます。対女性の場面では使うことも多いでしょう。
初心者の方におすすめなのはUNOのアイブロウです。
1,000円を切る安さなので、気軽に挑戦することができます。またUNOのアイブロウは色が薄いので失敗もしにくいです。濃くつけたいときには重ねて書いて少しずつ濃くしていきましょう。少し芯が柔らかいという口コミもあるので、優しく使うようにしてください。
日常的にアイブロウを使う場合にはMULCがおすすめです。
MULCはUNOと比べて金額は上がりますが芯が硬く、芯の形が涙型になっているので使いやすいです。眉毛を書くことに慣れてサクッと書きたい場合にはこちらに移行するのも良いでしょう。
血色を良くするリップ
リップは乾燥を防ぐだけでなく、顔色を良くするために使えます。女性が使うような色付きのものでは抵抗感も強いと思うので初心者のうちはクリアや薄目のものがおすすめです。
メンズメイク初心者の方が使いやすいのはLIPS BOYです。
LIPS BOYにはクリア、ナチュラルピンク、オレンジと3色が展開をされています。クリアでも血色の良さを体感することができますが、大きく印象を変えるのであればナチュラルピンクもおすすめです。
ニキビやシミを隠すコンシーラー
部分的に肌が気になる場合にはコンシーラーを使ってカバーをしましょう。突然のニキビや仕事疲れのクマを隠すことに役立ちます。
コンシーラーは持ち運びもしやすいLIPS BOYがおすすめです。
LIPS BOYは明るい肌色、自然な肌色の2色展開なので自分の肌色に合わせて利用しましょう。メンズ向けということもありカバー力は十分です。ニキビやシミだけならず青ヒゲを隠すこともできます。
1つ鞄に仕込んでおくとデートも仕事も安心できます。
スキンケアは無印から揃えよう
メンズメイクをするための土台を整えるのに必要なスキンケア商品は無印から入ることをおすすめします。
無印にには、化粧水の入りを良くする導入化粧液、水分を補給する化粧水、水分を保湿する乳液、メイクを落とすクレンジングと一通りが揃っています。また、肌質に合わせてさっぱり、しっとり、高保湿と様々用意されているので自分の肌質に合ったものを見つけやすいです。
自分の肌質がわからない場合には真ん中の保湿力になるしっとりから入ることがおすすめです。使ってみてもっと保湿したい場合には高保湿へ、ベタつきが気になるのであればさっぱりに移行してください。
クレンジングも肌に優しいタイプなので、薄くメイクをする男性にも使えます。また、メイクをしてなくても週に2回程度はクレンジングをすると肌の脂を綺麗にすることもできるのでメイクをしなくても持っておいて損はありません。
さらに容量もお試し用の小さなものから日常使い用の大きなものまであるので、様々な用途にあわせて利用することができます
メンズメイクを試して理想の自分を手に入れよう
今回はメンズメイクのやり方を以下の手順で徹底的に解説してきました。
ですが、これだけ多くの文字と画像で分かりやすく解説をしても、
実際に触ってみたり、メンズメイクをしている人の話を聞かないと、メンズメイクのイメージをできない人もいるかと思います。
「メンズメイクはまだちょっと抵抗があるな」
「イメージがまだ持ちにくいな」
そのような方はまだいると思いますが、まずは実際に手に取って商品を試してみるのはいかがでしょうか?
それでは今日はこの辺でありがとうございました。
またお会いしましょう。