「中学生のニキビはどのように洗顔するといいの?」
中学生の肌は思春期ニキビができやすく、不安定な状態になります。
思春期ニキビは次第に落ち着きますが、炎症が酷くなってしまうと、元の肌に戻らない場合もあります。放置したり、誤ったケアをしたりすると、ニキビ跡として残る可能性もあるので注意が必要です。
また中学生のニキビケアには正しい洗顔が非常に重要となります。
この記事では、中学生のニキビに関する疑問について解説し、正しい洗顔方法を紹介します。
▼この記事のまとめ
・ホルモンの分泌過剰が原因
・洗顔が大切
・ニキビはつぶしてはダメ
目次
中学生が悩むニキビの10の疑問を解説
中学生はホルモンバランスの影響によってニキビができやすくなります。
ニキビができてしまうと、どのようにケアをすればよいか悩んだり、元通りの肌に戻るのか不安になったりしますよね。
この章では、中学生が悩むニキビの10の疑問を解説します。
疑問1:中学生の思春期ニキビはなぜできるの?
思春期ニキビは、男性ホルモンが活発に分泌されることが原因で起こります。
男性ホルモンの分泌が活発になることで、皮脂が過剰分泌され、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖しやすくなります。
疑問2:ニキビを潰してはいけないのはなぜ?
ニキビが気になると、ついつい触ってしまったり、潰して膿を出したくなってしまいます。
しかし、潰して膿を出す行為は悪化の原因になります。
ニキビを潰すことで、皮膚を傷つけて雑菌が入ってしまうことがあります。
そうすることで、ニキビが治りにくくなるだけでなく、ニキビ跡として残ってしまうこともあるため、ニキビを潰してはいけません。
疑問3:ニキビができたらどうすれば良いの?
ニキビができてしまったときは、清潔な状態を保つために正しい洗顔が大切です。
また、スキンケアだけでなく、十分な睡眠や栄養バランスが整った食事など、生活習慣も大切です。
ニキビ肌はデリケートなので、スキンケアで強く擦ることや、潰してしまうことは避けましょう。
疑問4:どのくらいで治るの?
健康な肌は約28日の周期で生まれ変わっています。
そのため、1ヶ月程度で肌が改善されることが多いです。
酷い炎症は3日~1週間程度でおさまります。
疑問5:自分で治らなかったらどうしたら良い?
正しいスキンケアや規則正しい生活をしていてもニキビの改善が見られない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
診察を受け、肌の状態に合わせて塗り薬や飲み薬が処方されることが一般的です。
治療費は薬代込みで2,000円程度で、所要時間も1時間程度です。
疑問6:洗顔は1日何回?
洗顔は1日2回が適切です。
日中はもちろん、寝ている間にも皮脂は分泌され、汚れも付着します。
そのため、朝晩の2回の洗顔をしないでいると、毛穴が詰まりニキビの原因になります。
また、洗顔のやりすぎも肌の負担になってしまうため、1日2回にしておきましょう。
疑問7:ニキビ跡になってしまったらどうすれば?
ニキビ跡は、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促すことが大切です。
しかし、毎日のスキンケアだけでニキビ跡を改善することは難しいです。
悪化する前に、皮膚科を受診するのがよいでしょう。
皮膚科の治療には、レーザーやダーマペンといった治療法があります。
ニキビ跡の状態も人によって異なるため、専門医のアドバイスに従いましょう。
疑問8:スキンケアをしてるのにニキビになるのは?
スキンケアをしていてもニキビになってしまうのは、肌状態に合ったスキンケアができていないということが考えられます。
ニキビを気にするがゆえに、必要以上に洗顔をしてしまったり、保湿のしすぎで栄養過多になってしまったりすると、ニキビや肌荒れを悪化させてしまいます。
疑問9:おでこにニキビができるのはなぜ?
額には皮脂を分泌する皮脂腺が多く集まっています。
そのため、毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、ニキビの原因になります。
また、前髪があることによって刺激になったり蒸れてしまったりすることや、シャンプーのすすぎ残しがアクネ菌の餌になっているということも考えられます。
疑問10:どんな洗顔を使えば良いの?
ニキビケアには、殺菌や抗炎症の効果がある医薬部外品の洗顔料がおすすめです。
代表的な成分として、以下が挙げられます。
殺菌:イソプロピルメチルフェノール、サリチル酸
抗炎症:グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリル
ニキビを作らないための正しい洗顔方法
ニキビができている肌はデリケートなので、洗顔も丁寧におこないましょう。
この章では、ニキビを作らないための正しい洗顔方法は以下の通りです。
①清潔な手で顔を濡らす
洗顔をする前にはハンドソープで手を洗い、清潔にしましょう。
32~34度のぬるま湯で顔を濡らし、予洗いをします。
②洗顔料を泡立てる
商品の裏面を参考に適量の洗顔料を出し、しっかりと泡立てましょう。
泡立てることで、摩擦による肌への負担が軽減されます。泡立てが苦手な人は、洗顔ネットの使用や泡タイプの洗顔料がおすすめです。
③優しく洗う
泡を顔に乗せるときは、皮脂の多い額や鼻から乾燥しやすい頬や口周りという順がおすすめです。
ゴシゴシと擦らず、円を描くように優しく洗いましょう。
④丁寧にすすぐ
32~34度のぬるま湯で丁寧にすすぎます。
すすぎ残しはニキビの原因になるため、髪の生え際や小鼻に特に注意しましょう。
⑤清潔なタオルで拭く
洗顔後は、清潔なタオルで水分を拭き取ります。
一度使用したタオルは雑菌が繫殖しやすくなるため、常に新しいものを使用しましょう。
また、タオルで顔を覆うように優しく拭き取るのがポイントです。
中学生のニキビに慌てず時間をかけて治そう
中学生の思春期ニキビは、ホルモンバランスによる皮脂の分泌によって起こります。
常に肌を清潔な状態にし、肌に負担を与えないようにすることが大切です。中学生のニキビは時間をかけて治しましょう。