結婚相談所のなかには、成婚者数と成婚率を公表しているところがあります。
成婚を理由に退会した人の割合であり、高い相談所ほど実績がある指標になります。
しかし、具体的にどのくらいの成婚率かわからない人も多いです。
今回は、IBJルールに基づいて成婚率を算出しました！どのくらいの人が成婚しているか気になる人は、参考にしてください！
そもそも成婚率とは？
成婚率とは、前述したように成婚した人の割合を指します。
結婚相談所の最終目標は成婚退会であり、相談所のルールで成婚に値する行為をすれば、自動的に退会処理が進みます。
【IBJルールに基づく成婚のルール】
・プロポーズをした・された
・6カ月以上交際期間があった
・同棲をしている
・外泊を含めた旅行※ルールで禁止されている
・婚前交渉※ルールで禁止されている
正式な成婚退会は、プロポーズが一般的です。
通常の退会者に比べると、成婚を理由に退会した人が、成婚退会者になります。
その割合が成婚率なので、1年間でどのくらいの人が成婚退会したかを示す指標といえるでしょう。
IBJルールに基づいた成婚率
IBJ(日本結婚相談所連盟)では、成婚者数が公開されていました。
2022年のデータに基づくと、成婚を理由に退会した人は12,437人です。
2022年12月時点で、IBJに加盟している結婚相談所の累計会員数は81,437人でした。
この情報をもとに、成婚率を計算すると、以下のようになります。
2022年の成婚者数12,437人÷累計会員数81,437人×100=15%
そのため、IBJに加盟している結婚相談所の成婚率は、会員全体の15%ということがわかります。
一般的には、10%程度が成婚率の平均と言われているので、平均よりも高いほうです。
成婚者と退会者の活動の違いを解説
結婚相談所では、成婚者と退会者で区分されています。
いずれも、退会したことに変わりはありませんが、以下のような違いがあります。
【成婚者と退会者の違い】
・成婚者：成婚を理由に退会した人
・退会者：出会いがなく普通に退会した人
また、IBJでは「成婚白書」という会員データが、毎年更新されています。
2022年のデータでは、成婚者と通常退会者の活動の違いが掲載されていたので、参考までに紹介しますね！
成婚者
結婚相談所で成婚退会するためには、積極的に活動することが大切です。
IBJが公開した2022年の成婚白書を例に紹介すると、成婚退会した人は以下のように活動していました。
| 男性 | 女性 | |
| 年齢 | 37.0歳 | 34.0歳 |
| 在籍日数 | 303.0日 | 242.0日 |
| 申込数 | 42.0回 | 25.0回 |
| 申受数 | 38.0回 | 82.0回 |
| お見合い数 | 11回 | 10回 |
| 交際数 | 5.0回 | 4.0回 |
| 交際日数 | 123日 | 124日 |
| 年収 | 600~700万円 |
年齢はいずれも30代が平均で、男性はやや高めです。
在籍日数は男性の割合のほうが高めで、約10ヵ月程度活動していることがわかります。
申込数と申受数は、お見合いを申し込んだか、相手のを受け入れたかの数です。
男女の数に大きな違いがあるのは、男性が申し込む数が多いからです。
お見合いはいずれも10回程度おこなっており、そのうち交際に発展するのは5回。
交際日数は、仮交際・真剣交際含めて4か月程度です。
成婚退会した人は、男女問わず積極的に活動していることがわかります。
通常退会者
通常退会者のグラフも掲載されていたので、併せて紹介します。
| 男性 | 女性 | |
| 年齢 | 41.0歳 | 36.0歳 |
| 在籍日数 | 379.0日 | 339.0日 |
| 申込数 | 28.0回 | 14.0回 |
| 申受数 | 5.0回 | 51.0回 |
| お見合い数 | 2回 | 4回 |
| 交際数 | 1回 | 1回 |
| 交際日数 | - | - |
| 年収 | 500~600万円 |
また、成婚退会した人との比較もしたので、参考にしてください。
【通常退会者と成婚退会者の比較】
※成婚退会基準
| 男性 | 女性 | |
| 年齢 | -4歳 | -2歳 |
| 在籍日数 | -76日 | -97.0日 |
| 申込数 | 14件 | 11件 |
| 申受数 | 33件 | 31件 |
| お見合い数 | 9回 | 6回 |
| 交際数 | 4回 | 3回 |
| 交際日数 | - | - |
| 年収 | 500~600万円 |
成婚退会をした人は、お見合いの申込数や申受数が大きく異なります。
実際に、お見合いした数も、交際に発展した数も成婚退会者の人のほうが多いです。
また、成婚退会をした人のほうが早い段階で相談所を卒業できています。
コストの面を考えても、真剣に活動した人は得をします。
年齢別の成婚率
成婚白書には、年齢別の成婚率が掲載されていました。
先ほどのデータを参考にすると、平均で30代の人がおもに成婚退会している印象です。
データ上では、以下のとおりでした。
| 男性 | 女性 | |
| 20~24歳 | 0.1% | 1.1% |
| 25~29歳 | 7.0% | 16.8% |
| 30~34歳 | 25.1% | 33.1% |
| 35~39歳 | 28.3% | 27.2% |
| 40~44歳 | 18.5% | 12.1% |
| 45~49歳 | 11.8% | 4.9% |
| 50~54歳 | 5.0% | 2.7% |
| 55~59歳 | 2.3% | 1.3% |
| 60歳以上 | 1.9% | 0.8% |
男女ともに、成婚率は30代が半分以上を占めていました。
ボリューム層は、30~49歳であり、真剣に婚活をしている年齢ということがわかります。
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まとめ【成婚率はあくまでも基準の一つ】
結婚相談所の成婚率は、実績でもあります。
しかし、成婚率はあくまでも基準であり、ほかにも選び方はあります。
サポートが充実している点や、登録している会員数の多さなどです。
そのため、結婚相談所を選ぶ際は、成婚率を見ることも大切ですが、総合的に判断したうえで加入しましょう！
