お酒を飲んだわけではないのに頬に赤みが出てしまい恥ずかしい。
そんなお悩みを抱えていませんか?
紫外線を浴びた後や何もしていないときに顔が赤くなるのは、酒さが原因かもしれません。
この記事では、聞きなれない「酒さ」の原因や対処法を詳しく解説していきます。
目次
気になる赤ら顔=酒さとは何か
頬や鼻など目立つ部分を中心に顔全体が赤くなる酒さは、皮膚の病気のひとつです。
酒さについて詳しくみていきましょう。
酒さ(赤ら顔)の症状
酒さは顔面と頭皮にのみ生じるもので、4つの段階に分けられます。
酒さ前駆期(1期):頬と鼻の皮膚が紅潮しますが、通常の期間よりも長く、またチクチクすることがあります。
血管期(2期):皮膚が赤く腫れたように見え、細い血管が表皮のすぐ下に見えます(毛細血管拡張と呼ばれます)。
炎症期(3期):しばしば小さな吹き出物が生じ、少量の膿(膿疱と呼ばれます)を伴うこともあります。
進行期(4期):一部の人では、鼻の周囲の皮膚が厚くなり、赤くなって団子鼻(酒さ鼻)のように見えることもあります。
(出典:MSDマニュアル)
酒さ(赤ら顔)の原因
酒さの原因はいまのところ不明ですが、以下の要因となり発症・再燃するケースもあります。
- 香辛料の効いた食品
- アルコール
- 熱い飲みもの
- 日光
- 日焼け止め
- 精神的ストレス
- 寒い気候や暑い気候
- 運動
- 風
- 化粧品
- 熱い風呂
酒さ(赤ら顔)を治すには医療機関の受診を
酒さの改善のためには医療機関を頼るのが一番です。
レーザー治療
酒さの治療ではVビームと言われる特殊なレーザーが使われます。
Vビームは血液中のヘモグロビンに反応し、血管を縮ませたり破壊することで赤みを改善する効果があります。
皮膚科で提供されている治療法になりますので、しっかりと治療したい方はVビームを検討してみましょう。
薬による治療
酒さの種類によっては、飲み薬や塗り薬が奏功する場合があります。
すぐに効果が出るわけではなく、場合によっては数ヶ月にわたって使用する必要がある場合もありますが、改善が期待できる治療です。
酒さにスキンケアが有効な場合もある
酒さの種類によってはスキンケアが有効な場合もあります。
酒さに有効になりうるスキンケアは紫外線対策と保湿です。
紫外線により毛細血管が拡張して酒さとなっている場合には、日焼け止めで紫外線を防ぐのが有効です。
また、酒さが起きやすい肌は刺激に敏感になっているとも言えます。
保湿力のあるスキンケア化粧品で肌を整えることが有効な場合もあります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
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なお、スキンケアアイテムを使用した結果、症状が悪化するような場合には、化粧品がかえって刺激になっている場合もあるので、その際はすぐ使用を中止し医療機関を受診するようにしましょう。
赤ら顔の原因・酒さは適切な治療が必要
赤ら顔の原因となる酒さは皮膚の病気です。
自己診断せず、皮膚科や美容皮膚科など専門の機関で診断を受け適切な治療することが大事です。
場合によってはスキンケアが有効な場合もあります。
ご自身に合うやり方を見つけてみてください。