結婚相談所の最大の目的は、成婚退会をすることです。
成婚を理由に退会している人が多い反面、入会から成婚退会に至るまでの確率は約2割……。
今回は、結婚相談所のさまざまな退会方法について解説します。
退会にかかる費用や退会で多い理由について解説するので、気になる人は参考にしてください!
目次
結婚相談所を退会する場合は手数料はかかる?違約金は?
結婚相談所を退会する際、場所によっては違約金が発生することがあります。
活動期間によって定められているため、事前に確認しておきましょう。
たとえば、弊社が運営しているヒーローマリッジの場合、クーリングオフ期間を過ぎると違約金が発生します。
(以下のように定めています)
(1)既に提供した役務の対価に相当する額(ただし、「契約の締結及び履行のため通常要する費用」として政令で定められた初期費用3万円(上限)も含みます。)。
(2)中途解約手数料(2万円又は契約残額の20%のいずれか低い額)
引用:ヒーローマリッジ特商法の表記について
中途解約手数料として、2万円または契約した額の20%をかけた費用の低い額が請求されます。
IBJメンバーズなどの主要な結婚相談所も同様で、指定する期間内に退会した場合は、違約金を支払わなければなりません。
この辺は結婚相談所によって異なり、場合によっては返金があることや、違約金そのものが発生しない場合があるためチェックしておきましょう。
結婚相談所で多い退会理由
結婚相談所で多い退会理由は、以下があげられます。
【結婚相談所で多い退会理由】
・出会いがなかった
・満足いくサポートが期待できなかった
・別の手段で出会いが見つかった
退会するかどうかは本人の意思なので、少しでも違和感を感じたら行動に移しましょう。
出会いがなかった
成婚退会以外に、退会する理由でもっとも多いのは、出会いがなかったということです。
結婚相談所では、活動する前にカウンセラーと話を合わせながら、プランニングをしていきます。
ほかの婚活手段に比べると安いわけではないので、カウンセラーも最適なプランニングを提供してくれます。
多くの場合、3ヵ月で成婚退会ができるように調整される印象です。
しかし、いくらプランニングが優れているからといって、活動するかどうかは本人次第。
結婚相談所との相性が悪く、出会いが見つからなかったというケースも普通にあります。
満足いくサポートが期待できなかった
結婚相談所では、成婚退会できるようにサポートが非常に充実しています。
サポートの例を挙げると、以下のとおりです。
【結婚相談所のサポートの例】
・お見合い相手の紹介
・婚活中のアドバイス
・お見合いの相談
・真剣交際・仮交際の相談
サポートは、相談所によって異なりますし、相談所の体系にもよります。
ざっくり分類すると、仲人型とデータマッチング型に分けられます。
二つの要素を合わせた、”ハイブリッド型”もありますが、手厚いサポートを受けられるのは仲人型です。
相談所との相性が悪ければ、満足いくサポートも受けられないので、注意しましょう。
別の手段で結婚相手が見つかった
結婚相談所に登録しているからといって、ほかの婚活手段を利用してはいけないというルールはありません。
効率よく出会いを見つけるなら、ほかの方法も利用したほうがいいですからね。
結婚相談所以外の婚活手段は、以下があげられます。
【結婚相談所以外の婚活手段】
・街コン
・婚活パーティ
・婚活アプリ
・マッチングアプリ
料金で比較すると、結婚相談所が圧倒的に高いです。
そのため、ほかの方法で出会いを見つける人も多いです。
実際、別の手段で出会いが見つかったことを理由に退会する人も多いです。
結婚相談所を退会する一般的なタイミング
結婚相談所で退会する一般的なタイミングは、プロポーズをした・されたときです。
IBJルールをもとにすると、プロポーズをもって成婚退会が成立します。
連盟によっては、真剣交際に入った時点で成婚退会の処理が進むこともあります。
ただ、成婚退会以外の理由で退会する場合は、状況に応じて判断しましょう。
【結婚相談所を退会するタイミング】
・結婚相談所のサポートが微妙:すぐに退会する
・出会いにつながらない:カウンセラーと相談して退会する
・ほかに出会いが見つかった:すぐに退会する
なかなか出会いにつながらないなら、少しだけカウンセラーと相談して、条件に合う人を探すことをおすすめします。
それでも見つからなければ、退会しましょう。
結婚相談所を退会する方法
結婚相談所を退会する方法は、相談所によって異なります。
具体例を挙げると、以下のとおりです。
【結婚相談所を退会する方法】
・店舗に行って退会手続きを進める
・メールにて退会する意思を伝える
・電話にて退会する意思を伝える
それぞれにメリットがありますが、確実なのは店舗で退会手続きをする方法です。
相談所によって異なるものの、多くの場合退会届が用意されています。
実際に退会手続きが進んでいるかどうかがわかるため、安心です。
ただ、条件がいい人がいる場合は、退会する意思を伝えたときに引き留められることもあるので、よく話し合ったうえで退会するか検討しましょう。
結婚相談所を退会する際の注意点
結婚相談所を退会する際は、以下の注意点があります。
【結婚相談所を退会する際の注意点】
・返金の有無を確認して申請する
・すべての活動を清算したうえで退会する
とくに、返金があるかどうかは相談所によって異なるので、事前に確認しましょう。
返金の有無を確認して申請する
結婚相談所を退会する際に、一番確認したいことは、返金の有無です。
結婚相談所によって活動費が返金されるかは異なり、基本的には活動サポート費のみが返金の対象です。
そのほかは、各結婚相談所の特商法のページに書かれています。
多くの場合、以下のように定められています。
【結婚相談所の返金について】
・入会から8日以内:クーリングオフが適用され全額返金される
・入会から9日以降:中途解約は申し込めるが返金はなし(各結婚相談所の条件による)
・契約後に活動していない場合:違約金3万円が発生
・契約後に活動した場合:2万円または契約残額の20%をかけた費用の安いほう
そのため、退会による返金は、活動サポート費かクーリングオフ期間内の全額返金のみです。
すべての活動を清算したうえで退会する
結婚相談所では、活動期間中に退会はできません。
該当する期間は、以下のとおりです。
【結婚相談所で退会ができない期間】
・お見合いの申し込みをしている
・お見合いの予約をしている
・仮交際中
・真剣交際中
退会する場合は、すべて断って一度フラットな状態にする必要があります。
まとめ
結婚相談所は、成婚退会をすることが理想です。
しかし、成婚による退会はわずか2割なので、狭き門をくぐらなければなりません。
仮に、うまく婚活がいきそうにない場合は、自ら退会をすることも方法の一つ。
その際は、返金や違約金の絡みもあるため、各相談所の条件を確認しましょう。